現代人の脚力考(かなり大げさ)

街道歩きのガイド本などを読むと、江戸時代の人の多くは1日で戸塚まで歩き、脚力の弱い人でも保土ヶ谷辺りまでは歩いたと書かれています。
日本橋から戸塚まで42Km、保土ヶ谷まででも32Kmです。
おいらの街道歩きは、途中の気になったところを見たり、写真を撮ったりで、1日でだいたい25Km前後です。

移動のための手段がほぼ歩きしたなかったとはいえ、現代人より体格に劣り、道路も舗装されず、道具(靴)もけっして良いとは言えない環境で、1日で42Kmも歩いたのかっ!
というのが今までずっと抱いてきた疑問でした。

おいらは今年('14年)初めからちょっとキツい仕事が続いていてストレスも溜まってきたのか、
「ああ、何も考えないでひたすら歩きたいっ!」
と思っていた時にふと思い出したのが、上記の1日で「戸塚まで歩いた」という一件です。

なんか無性に歩きたいし、やってみてもいいかなぁ。
という軽い気持ちで日本橋の上に立ったのが、1月26日の6時過ぎ、まだ日の出前の早朝でした。

6:07 スタート。
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どのくらいのペースで歩けばいいのか計算もせず、このくらい?と普段よりちょっと早めくらいのペースで歩いてみます。
サクサク歩いていたら暑くなってきたので、上着を1枚脱いだのは札ノ辻辺りでした。

8:29 品川本陣跡。

9:41 京急蒲田踏切跡。箱根駅伝通過の際に電車のダイヤをやりくりしたという踏切があったことろですね。
   ええ、この写真を撮りたくてわざわざ歩道橋をのぼりましたとも(^^;
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9:47 第一京浜と環八の交差点、信号が故障してお巡りさんの手信号を見ることができました。

10:28 六郷橋上、神奈川県に入りました。

11:30 鶴見神社に寄り道。2週間前に見逃した「寺尾稲荷道道標」の本物を見ます。

鶴見駅前で昼食。

12:13 生麦、白熊神社。見つけにくいところにひっそりとある神社に寄り道。

13:35 神奈川台町、東急東横線の線路跡。現在はフラワー緑道という遊歩道になっています。

13:50 西口ランプ交差点手前で、2つ描かれているルートに悩みます。
   実は、前から2通りのルートが紹介されていることは知っていました。
   迅速測図では、南ルートが東海道で、北ルートは道がありません。
   ということで、迷うことなく南ルートを進んだのでした(^^;
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この辺りまで来ると、いつもより早いペースが効いてきたのか、足(ふくらはぎの筋肉)が痛くなってきました。

14:17 保土ヶ谷、帷子橋跡。
   治水のために付け替えられる前の帷子川に架けられていた橋のモニュメントがあります。
   ここでしばし休憩、進むか、止めるかちょっと悩みました。
   まだ、2時過ぎなので、時間の余裕はあります。しかし足はかなり痛くなってきているし、雲が広がって風も冷たく
   なってきました。雨の心配が ……
   ここで止めるのも癪だよね、ということで先へ進むことに。

15:26 権太坂に入り、境木地蔵前。
   武蔵野国から相模の国へ。
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15:38 品濃の一里塚。
   この辺り辺りから足はボロボロ、足の裏にマメができてしまったようで、ヨロヨロと急坂を下ります。

風が強く、寒くなってきたので、しまっていた上着を着て、戸塚まで雨が降らないといいなぁと先を急ぎます(気持ちだけは)

ついに雨がパラパラと降ってきました。最初は「狐の嫁入りかぁ、きれいだなぁ」なんて思っていたのですが、段々雨が強くなってきて傘を差さざるを得なくなってしまいました(10分くらいでしたけれど)
足が痛くなって心が萎えてきたところに雨が降り始めて、2重苦です(;_;)
脇を通る路線バスに何度乗ってしまいたいと思ったことか ……

そして ……そして、

16:42 戸塚駅脇の踏切、開かずの踏切解消のためのデッキができました。
   思い足を引きずって、デッキを渡ってみます。
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16:50 ついに内田本陣跡。
   日没前にゴ~~~~~ルッ!\(^o^)/

スマホアプリの RunKeeper のデータから、
距離   47.78Km(道路を右左渡ったり、寄り道したにしても、多いですね)
所要時間 10時間40分
1キロ当たりの平均スプリットタイム 13分24秒
1キロ当たりの最速スプリットタイム 8分31秒(3~4Km地点)
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それでも最初から最後まで、スプリットタイムが12分から15分くらいで、最後までペースが変わってないんですよね。
最後の方では足を引きずるようだったし、帰宅する電車を乗り換える時にはもうお年寄りに抜かれるくらいの速さになってたんですよ(;_;)

川や街道を歩くことを趣味としているとはいえ、剣客 …… いや、健脚というには程遠い結果だったなぁと思います。

以前、都営大江戸線を1日で歩こうという企画に参加して、45Km を 16時間で歩いたことがあるのですが、この時よりきつかったです。
大江戸線の時は歩くペースも今回より遅かったし、途中でたっぷり休憩を取ったりしましたから。

今回の実験?から、前から薄々感じていた通りの結果となりました。
自分の脚力を知るという意味では、決して無駄な実験ではなかったと思いたいですね。
しかしながら、1日(日の出から日没まで)で40Km進むというのは現在のおいらの脚力では限界で、脇目もふらずに歩かなければ到達できないことが解りました。
やってみて自分には今までの、
気になったところで立ち止まって観察したり、寄り道する、思う存分写真を撮る
というスタイルが合っていると実感しました。

もし、万が一もう一度やってみると仮定するならば、課題は足の養生をどうするかだと思います。
もっと厚い靴下を使うとか、山用のタイツを導入するとかのね。

これを書いている木曜日(4日後)あの苦しさも含めて楽しかったなぁ、なんて思ってますよ。
あぁ、そこのあなた、またやろうなんてこれっぽちっも思っていませんよ(^^;
えっ、100Kmウォーク? なにそれ? おいらのようななんちゃって健脚でない、本当の健脚の方々にお任せしますっ!

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Commented by kanageohis1964 at 2014-01-30 19:27 x
こんにちは。どうもお疲れ様でした。

因みに江戸時代、江戸城から鎌倉・鶴岡八幡宮間を1日で往復する「遠足」では、計算すると時速10kmくらいで歩いていたことになるんだとか。
Commented by 薫都庵 at 2014-01-30 20:09 x
時速10キロ! 私は東京マラソン10キロを70分で走りました。
それでも決して遅くなかったと思うのですが、、、、時速10キロは歩きとは言わないですよね。 
Commented by まるにの at 2014-02-02 13:39 x
kanageohis1964さん、ありがとうございます。

時速10Kmというのは、もはや歩くというレベルではないと思うのですが(^^;
江戸時代には他に移動手段がほとんどなたっかとはいえ、えるきなれていたんでしょうねぇ。
Commented by marunino at 2014-02-02 13:45 x
薫都庵さん。

走るという才能が欠如しているので、うらやましいです。
今回 1Km あたりの最高スプリットタイムでは、7Km/h 出ているのですが、これを持続するのは至難の技だと思います。
環境が違うとはいえやりますねぇ、江戸時代人。
by marunino_notenki | 2014-01-30 19:23 | 自由研究 | Comments(4)

趣味の川歩き、街道歩きで感じたことをボチボチと


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